「最後の晩ごはん ふるさとだし巻き卵」のネタバレ感想

 

「最後の晩ごはん ふるさとだし巻き卵」のあらすじ

ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれた、若手俳優の五十嵐カイリ。全てを失い、郷里の芦屋に戻った彼は、定食屋の夏神留二に救われる。彼の店で働くことになったカイリだが、とんでもない客が現れ……。人の優しさとゴハンのおいしさに救われる、切なくてファンタジックな青春小説!! 

 

※手元に本がなくてかなりうろ覚えなので、箇条書き・場面が飛び飛びのネタバレ感想になります。

 

 

・想像力がないせいかご飯の描写で、美味しそうだとか、お腹が空いてきたと思ったことが実は今までない。だから、時間がもったいないとばかりにご飯の描写は読み飛ばしてしまいます。

 

・いくら何でも人気タレントが記者会見なしで騒ぎを沈静化できるんだろうか。芸能関連はさっぱり分からないけど、本人のコメントが一切なしでSNSのアカウント削除とか、今の時代ではむしろ炎上して下さいと言ってるようなものだと思う。

 

・自分一人しかいないからという理由でメニューが1種類のみとか斬新。すごく分かりやすいし、メニュー表を見てどれが良いか悩む必要ないのが良い。

 

・幽霊が出てくるのは知らなかったのに、何故か驚きが薄かった。多分「あー、ハイハイ、こういう設定なのね。」みたいな感想しか抱けなくなっているのが原因かと思われる。もっと純粋に驚いていたあの頃に気持ちだけ戻りたい。

 

・主人公のちょっと子供っぽい話し方は今時の若者感が出ていて嫌いじゃない。そんで結構良い子。

 

・店長は表紙のイラストで顔出ししてるにも関わらず、何故か※刀剣乱舞の日本号というキャラの顔を当てはめて読んでしまう。雰囲気がかなり似ているように思う。飲んだくれのおっさん的雰囲気が。勿論そういったキャラは大好きさ。関西弁が素敵。方言大好き。

 ※刀剣乱舞とは、刀に宿った付喪神を擬人化させて敵と戦わせるという設定のオンラインゲーム。いや、そこは人間が戦えよ、神様使うのかよ、と思わなくもないが設定は好きだ。やった事はないけど。

 

・途中で出てくる新キャラの眼鏡は最初イラっとしたけれど、話が進むにつれて徐々に憎めないキャラと感じていく自分の心の変化が面白かった。今となっては何でイラっとしたのか思い出せない。

 

・最後の幽霊話で泣いた。自分が年をとったせいなのか、以前よりも涙もろくなった気がする。今ならすごく些細な事でも泣ける気がする。自分に自信が持てない時とか元気がない時に、慕ってくれる人が現れたらそりゃ助けたい気持ちも湧くよ。

 

まとめ

なんというかアニメの第一話を見た感覚でした。ページ数が少ない本だったとはいえ、物足りなさ感がすごい。正直言って、最後の幽霊話が出てくるまで登場人物の自己紹介を長々と見せられてる気分でした。途中でちらちら入ってくる幽霊の存在が気になりすぎて、それだけの為に最後まで読んだようなもんで、この話だけは好きです。

 

とまぁ、辛口評価だったけど最後の話とキャラだけは割と好きになれました。この本はシリーズとなっており、続編があるようなので次も読んでみて追いかけるか決めようと思います。